2008/04/30

ていねいに。

髪の毛を切ったら、今まで初めてというほどに不評。
併せて服装も迷走し、不評。

と、ふさぎ込んでいたら久しぶりの友人からの電話。
何を話すわけでもなく、しかし真剣に談笑。
何年かかけて積み重ねてきた二人の間にちょっとほっとした。


そうそう。
よく図書館で自習する人もいるけれど、どうにもそれができない。
いっつも机にたどり着く前に面白そうな本を見つけて読みふけってしまう。

今日はよしもとばななとパトリス・ジュリアンさんの文通の本に感動!
その道の人にはいまさらなんだろうけど、パトリスさんの生活に重きを置いた思考がとっても素敵。
何か確固たる思考のある人の言葉は時に違和感を感じるけどパトリスさんにはそれがない。
『生活はアート』もはやく読んでみたい。

きちんと著書を読んでいないけれど、パトリスさんの目指すところ…
落ち着いていてお金がかかっているわけではないけれど、感性を満たす贅沢な暮らしというのは、
とっても厳しい世界と表裏一体のような気がする。
マスメディアや資本主義に判断をゆだねないこと。
体の声を無視しないこと。
いつでも自分を点検すること。
そうゆうことってなかなかじょうずにできない。

スローライフがいいわぁ、ルクルーゼがいいわぁ、オーガニックがいいわぁという、
パトリスさんのエッセンスは日本にも溢れているようになったけれど、
みんな、そういったことには苦労しているんではないだろうか。

きちんと暮らす。
もちろんわたしとっても大事なテーマ。

2008/04/26

サウスポイント

ぐずぐずとした平日を拭うために仕事帰りにプールへ。
泳いだらなんだかすっきりした。
ストレッチをしたら体がかたいことにびっくり。
これからはまじめに体を調整しようと反省した。


ずっとたのしみしていた小説、よしもとばなな『サウスポイント』が思っていた以上によかった。
何も考えることが出来ないほどにむさぼるように読み終えた。
子どもだったから、親のいろいろに巻き込まれて離れざるを得なかった男女が再会するという話。
そういうとなんだかあっさりだけど、どんなふうに人やことが展開していったという類の話ではなく、
どんなふうに生きることを感じたのかという話ということ。
大切な人の死に出会ったことはまだないのだけれど、
でもいつかの時はこの小説のなかの人たちのようただただ時間が経つのを待って涙するんだろう。
細かい設定にも妙に共感してしまい、たとえばヒッピーだったり、宗教がからんだり、アーティストだったりする
ちょっぴりズレた親を持つことの大変さにも苦笑。
しかしこれは、後にわたしの子どもとなる人物も体験するであろう事象でもある。

それにしてもハワイ島の描写のうつくしさったら!
ここ最近はタイ料理を思う存分食べたいからタイに行こうと考えていたのだけれど、
バンコクに行ったところでご飯はおいしくても排ガスまみれになることは確実なので、
ハワイの大自然に圧倒されるのもいいかもしれない。
わたしの目の前にも山や自然と呼ぶべきものはあるのだけれど、人工林はやっぱり味気ない。
畏怖の念はなかなか生まれないような気がする。

2008/04/23

こどもに遠吠え。



職場からほど近い場所にある図書館は、司書さんの真面目な取り組みがうかがえてすき。
きのう行ったときは入り口の小さなスペースに先日お亡くなりになった石井桃子さんの本のコーナーが作ってあった。
また、ビジネス支援の役割も担っているようで、経済や企業を扱った雑誌の種類が多いのも面白い。


さて。たまたま、ヤングアダルトのコーナーをのぞいてみたら気づいたこと。
最近のヤングアダルトは哲学ブームらしい。
若者に対して大人たちは危機感を感じているのか、生きることや哲学を扱ったものが目立つ。
吉本隆明さんの『13歳は二度あるか』、池田晶子さんの『14歳からの哲学』なんかもとっても良いのだけど、
目からウロコだったのは『子どもだって哲学4 愛ってなんだろう』の大澤真幸さんの「<愛>の不思議」という文。
「子ども向けに書きました」という媚びを感じざるを得ない口語体ではなく、かちりとした文語体。
次々にでてくる社会学者や哲学者の名前。抽象的な概念。
でも、とってもわかりやすくておもしろい!
他者への依存と個人の自由と幸福というテーマからフーコーの「生政治」へ展開し、
現代のグローバル化した社会は他者への依存も個人の自由の程度も低下してしまったということがすんなりと入った。
こんな思想に中学生のときにでも出会えたらどんなに感動しただろうか。

よりみちパン!セシリーズもどんどん良い本がでていてチェックを怠れません。
あーあ、中学生の自分にプレゼントしたいなぁ!

2008/04/21

物語とコマと食欲

よしもとばななさんの新作『サウスポイント』がたのしみすぎる。
大好きな作品の続編らしく、とてもわくわく。

小説はあまり読まないのだけれど、
良い小説を読むと影響を受けて自分も創造的になれる気がする。
ちょっとした一節からアイディアをもらうことがよくあります。

また、物語(これはマンガも含まれるんだけど)にでてくるおいしそうな食べ物がたまらなく好き。
岡崎京子さんのマンガはくらくらするほどに過激に性と死と都市と資本主義が描かれているのだけれど、
ちょこちょことでてくるおいしそうな食べ物でほっとしたり、生々しさが増したりしている。
そのバランスがほんとうに素晴らしい。

父の買ってくる雑誌にのっている登山をテーマにしたマンガがとっても面白く、
登山と人生をうまく絡めているストーリーをいつも楽しんでいたのですが、
今回の恋愛を取り入れた話があまりにお粗末でがっかり。
それだけに恋愛で物語を作ることの難しさを思い知った。
だから、少女漫画はおもしろいのかもしれない。

2008/04/12

おやすみの日には



だんだんと一人遊びがじょうずになっているような気がする。
きょうは、プールでクロールを1キロ。
最初は苦しいけど、泳ぐ距離が伸びるにつれて楽になって気持ちよくなっていくから不思議。
固まっていた体もほぐれたかしら。

いろいろとたのしいことはあるようで。
それをうまく見つけたり、組み合わせたりすることでぐっと味も深まるみたい。
雑誌やテレビやインターネットなどのマスメディアにどっぷり浸かると思考が停止する気もする。


そうそう。
ANODATTEさんで買ったりんごのジャムがとーってもおいしかった!
ほどよい酸味と甘みのバランスがさわやかでそのままでも食べちゃいたいくらい。
あとは、最近はトマトにオリーブオイルと塩をバルサミコとにんにくのみじん切りのドレッシングを
かけるのが大流行。
オリーブオイルとにんにくっておいしいねぇ!

そして、本日のお昼はうちの近くで採れたわらびとたけのこのうどん。
春の贅沢です。ふふ。

あしたはジンジャーシロップをつくる予定。
くいしんぼ万歳。

2008/04/08

ひみつの春

ひみつを知ったときのどきどきは何にも変えられない。
ということで、花まつりを控えた4月の第一日曜日に秘仏と奇祭を巡る旅へ言って参りました。

スタート地点。

だしのいい匂いのする鷲津駅。
きしめんがあるあたりがすでに三河の文化が入り込んでいることを感じる。

まずは、妙立寺、本興寺へ。
本興寺は桜の花がすばらしく、おばさんたちが踊りをおどっていた。

そして、お隣の県、豊橋へ。
普門寺にていよいよ秘仏。
地域の人が駐車場整備をしたり、甘酒を炊いたり、お団子を焼いたりしてほんわかムード。
本堂へと続く階段の横の倉庫にこっそりといらっしゃった秘仏の阿弥陀如来、釈迦如来、四天王は
平安時代のゆるやかさ、鎌倉時代の生々しさを併せ持ったうつくしさ。



次は、お花見へと続く渋滞の脇道に入った新城の林光寺の薬師座像。
林光寺そのものは残っておらず、ちいさな小屋のようなものと仏像を収蔵する建物、そして小さな神社。
どうやら長篠の戦いの時に燃やされてしまったそう。
そんな中、村の人たちの知恵によって隠された薬師さま。
とってもきれいな状態で残されており、村の人たちの想いの強さを感じた。
きっと、薬師さまに体の不調を訴えては、感謝の気持ちを持ち続けていたのだろう。



そして、豊川の牛久保。
うなごうじ祭りという奇祭を見に。
うあごうじとはうじむしのことで、道路をごろごろと男の人が転がる様子を指しているらしい。
あちこちに「天下の奇祭」というコピーのポスターが貼ってあるのが面白かった。
しかも、ほんとうにおじさんたちがばたんばたんと道路に転がる転がる。
お祭りの独特の勢いがきちんとあって、ただのよっぱらいではなかった。
また、牛久保は町並みがとてもかわいらしくて味わい深かった。
道路には爆竹のゴミがこんもりと積もっていたけれど、
お兄さんとこどもたちが仲良く歩いているのもすてきだった。
昔もお稚児さんにお兄さんは振り回されていたのかしらねぇ。


次の日はお花見をして、春の雨も満喫。
ゼイタクな毎日です。

Profile.

浜松在住。 社会とこども、人と人をつなぐものとしてのメディアに興味があります。