
映画「かいじゅうたちのいるところ」を見てきました。
これはセンダックの絵本をスパイク・ジョーンズが映画化したもので、センダックのあらゆる絵本も「マルコヴィッチの穴」も大好きなわたしにとってはひじょうに楽しみなものでした。
特に「かいじゅうたちのいるところ」は、センダックの絵本の中と言うよりも、絵本マイベストランキングでも上位なので思い入れも強くて。ママとケンカをしたらかいじゅうたちのいるところにたどり着き、かいじゅうたちを手なずけることに成功するというのが小さな頃から羨ましくてたまりませんでした!
映画化することを初めて知ったのは遠藤綾さんのブログのエントリで知ったのですが、予告をみて泣きそうに。それを見てから数ヶ月後、やっと、劇場で見て来ることができたわけです。
その内容をひとことを表すとするばらば、大人の本気。映像も脚本も音楽も、舞台も美術もすべてがすばらしかった。かいじゅうたちの関係の幼さには切なさを感じたし、その創造性には感動した。ママとケンカをしてかいじゅうたちのいることろにたどり着いたマックスは、かいじゅうたちの王様になってかいじゅうたちに様々な命令をして、けっきょくかき混ぜるだけになってしまった。そして、無力で何もできなかったというのが素晴らしい。
実際のところ映画のオチに完ぺきに納得できる映画って少ないような気がするのだけれど、すべてが腑に落ちてエンドロールを見ることができました。特に最後のカットが素晴らしかったなぁ。
絵本を読んだことがある人も、ない人もぜひ。