2009/03/05

都市の豊かさについて




土日でささっと、なっちゃんが企画しているさんかくギャラリーと母校の卒展に。


人の集う場所に行けば誰かしらに会えるわけで。
それでも、思いもよらなかった人との再会はとっても嬉しかった。
けっして平穏な日々を過ごしてるわけではなかったのでなんとなく引きこもりがちになっていたのですが、
改めようと思った。
人と話していると自分のコンディションがわかるし、だからこそ整えることもできる。
おおよそのことが心がけ次第です。


さんかくギャラリーはもともとは空き店舗だったところを期間限定で貸してもらっているそう。
浜松の中心市街地はどんどん空洞化していて
昔ながらの商店が閉店して若者向けのアパレルのお店になって、
そこがまた閉店するというサイクルに入っている。
豊橋もそんな感じだったなぁ。(写真は豊橋の水上ビルと呼ばれている商店街です)
それをいいとか悪いとか思うことは簡単だけど、
じゃあ何をすると自分にとって心地よいまちになるのだろう?
と考えると困ってしまう。

なーんてことを考えていたらとっても尊敬している桧森さんという方
(もともと浜松の企業に勤めていらっしゃったのですが、今は大学教授をなさっています)
がブログでこんなことをおしゃっていた。


筆者はいまだに、地方都市において中心市街地活性化になぜ税金を投入しなければならないのか理解できない。

コンパクトシティの考え方には賛成だが、それと商業施設やオフィスの集積を進めることとはなんの関係もない。そもそもほんとうに集積が進むのなら、地価が上がって住めなくなるではないか。

首長や行政の担当者の話をよくよく聞いて見ると、どうも本音は「格好つけたい」ということのようだ。筆者の住む市は4月1日から政令指定都市になるが、人 口80万人の町としては中心にろくなオフィスビルもなく、老舗のデパートも倒産したまま空き家になっていて、人もあまり集まってこないのが都会っぽくなく て格好悪いらしい。

高層オフィスビルやデパートがぎっしり建っている姿を想像しているようだが、それは極めて発展途上国的な貧しい発想だ。

市の中心市街地活性化計画には「誰もが市をイメージできる”都市の顔”として、魅力的な都心の存在は欠かせないものである」と書いてある(やっぱり格好つけか)。

もし本当に都市としての風格を整えたいのなら、中心市街地にビルや商業施設などではなく、大型の都市公園をつくるべきだろう。ニューヨークのセントラルパーク、ロンドンのハイドパークやセントジェームスパークなどのように。

中心市街地の真ん中にある広大な、よく手入れされた公園は豊かさの象徴だ。それは単に経済的な豊かさだけでなく、人間としての生活の豊かさ、文化の豊かさを表していて、まさに”都市の顔”にふさわしい施設ではないだろうか。



確かにその通りでどこでお金を使っているかということは、豊かさを決定付けるものではないのだ。
お金の使い方をメディアや権威によって判断してるとするならば豊かと言いがたいけれど、
けっきょくは個々人がどのように捉えているかだと思う。

中心市街地の活性化の話になるとすぐ郊外の大型ショッピングセンターが引き合いに出されるけれど、
ほんとは消費は全体的に減少していて、買い物に対する価値観も変容している。
中心市街地にお店がなくなってしまうことは寂しいことだけれど、
量販店での買い物が当たり前になってしまって、お店の人と仲良くなることがなくなって、
店員さんとのおしゃべりやコミュニケーションを楽しめないことが本当に寂しいことのように思う。

桧森さんの言う公園もあくまで象徴というのがポイント。
いくら保護のためだからと言ってがっちり柵で囲われた自由に出入りできない公園では意味がない。
そこに人が集って、リラックスし、健やかに時を過ごすことができることが大切なのかと。

にしても桧森さんのブログはとっても面白いです。
まちづくり、アートマネジメント、経済、国際情勢、グルメなどなど…
ネタに幅がありユーモラス!
勉強になります。

2 件のコメント:

osamu さんのコメント...

はじめまして。lastfmのご近所さんを踏んでいたら、同じ街に住む方を見つけてしまいました。

浜松駅前は人がいなくて寂しいですよね。立派な商業施設とかいらないのですが、ちょっと寂れ過ぎではないかと思います。駅周辺に住んでいるのに不便を感じています。

公園は浜松城公園が比較的大きいので(といってもセントラルパークの1/30、新宿御苑の1/6ですが)、わざわざ税金で巨大な都市公園を造るっていうのもどうでしょうか?って、引用元のほうにするコメントでしたね。失礼しました。

またきます。

maya* さんのコメント...

osamuさんこんにちは。
コメントありがとうござます。

音楽の趣味の住むところもご近所とは!
なんだか面白いですね。

浜松駅前、数年前と景色がどんどん変わっているように思います。

公園のお話、確かにおっしゃる通りです。ブログを引用した桧森さんもきっとそう思っていて、消費とは違うベクトルの豊かさを提案していくことの大切さを訴えているのではないかと思われます。

Profile.

浜松在住。 社会とこども、人と人をつなぐものとしてのメディアに興味があります。