2008/08/13

きみのいるところ×バウハウス

入道雲のスケールの大きさに圧倒される日々。
もくもくうつくしい。

先日、豊田市美術館で見たブラジルの人が撮った写真は雲をわたがしに見立てたものでとってもかわいらしかった。
でも、わたがしの原料となる砂糖はブラジルの北東部の植民地時代の主要産業であり。
労働力のため多くの黒人が連れてこられた歴史的背景があるそう。
あまくふわふわしたわたがしは、ただあまいだけではないのだ。

「ブラジルー日本 きみのいるところ」と題された豊田市美術館の企画展は、
スペースをゆったりとつかったのびのびとした展示が心地よかった。
作品もネガティブなイメージをもたらすものはあまりなく、強いメッセージもマイルドな手段で伝えられていた。
久しぶりに見たエルネスト・ネトはなんだかお花をひっくりがえした様な作品でややセクシーだった。
あと、カーニバルの最中にピンクの巨大なビニールボールを持ち込むというインスタレーションの映像を見て、
これを浜松祭りでやったらどんな感じかしら?と想像してしまった。

その前の日に浜松市美術館の「バウハウス デッサウ展」にも行っていたのだけれど、
そこでは美術の宿題のレポートのためにパネルの文章の丸写しに精を出す中学生に複雑な思い。
バウハウスの芸術を生活に浸透させるための手段としてのデザイン、
そしてその教育の様子の展示は中学生には難易度が高かったのではないだろうか。
会場にも多くのバウハウスの作品が置かれていたが、
バウハウスそのものに対する知識がなければ楽しめない展覧会だったように思う。
よくわからない展覧会に行って、意味も分からずレポートに苦しんでしまったら、
その後また展覧会に行こうという気持ちがなくなってしまうのではないかと心配。
そして、芸術を教育するという難しいことに挑戦したバウハウスの理念とのねじれも生まれているのが残念。

わたし自身もそれほどバウハウスの知識はなかったのでミーハー剥き出しで見てしまいましたが!
それでも何10年も前に考えられた芸術に対する視点が現在にも通じ、わたしにとっては新鮮であったことに感動。
思考を表現することに成功した数少ない例なのかも。


あと、両方のミュージアムショップに置いてあったneaf社の積み木にうっとりでした。
バウスピールで遊びたいよう。

0 件のコメント:

Profile.

浜松在住。 社会とこども、人と人をつなぐものとしてのメディアに興味があります。